矯正は何科?後悔しない矯正歯科を選ぶポイントも徹底解説!

矯正を検討している方は、矯正歯科が沢山あるため選ぶ際に迷うでしょう。では矯正歯科は何を基準に選べばよいのでしょうか。結論からいうと、日本矯正歯科学会の資格を取得している医師がいて、患者に寄り添っている矯正歯科を選びましょう。本記事では矯正を検討している方に向けて、矯正歯科を選ぶポイントを解説いたします。

矯正歯科は、何科なのか

矯正歯科

矯正歯科をおすすめいたします。その中でも、日本矯正歯科学会が認定した認定医や専門医といった資格を持っている医者がいる矯正歯科がよいでしょう。歯科では歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科の4つの診療科目があります。これらの科目を全て扱えるスーパードクターがいますが、その数は非常に限られています。この中でも矯正歯科では、歯科矯正に特化した治療を行っています。一方、歯科では虫歯や歯周病、入れ歯、親知らずといった口の病気に関する治療を行っています。これら2つの大きな違いは、矯正歯科治療の症例数です。かみ合わせが悪い場合は、さまざまな原因が存在し、治療法も年齢や性別によって異なります。そのため多くの知識と豊富な経験が必要です。

矯正歯科と審美歯科の違い

矯正歯科

矯正歯科は、矯正を行って歯を移動させて理想的な歯並びに整える治療です。天然の歯を移動させつつ、きれいな口元にいたします。治療期間は部分的な場合で数ヶ月程度、全体的な治療では2年程度です。一方で審美歯科は、歯を移動させることなく歯の形態や見た目を美しく変える治療です。セラミック矯正として知られ、歯を削らずにセラミックで歯を覆い歯並びを改善いたします。矯正歯科に比べて治療期間は短く、歯の位置や根の位置は変化しませんが、見た目を美しくすることが見込まれます。

矯正歯科を選ぶポイント

矯正治療を行っている矯正歯科は山ほどあるため選ぶ際に迷うでしょう。治療先を選ぶポイントは、「日本矯正歯科学会の資格を取得している医師がいる」「不要な検査をたくさん勧めて、検査費用を上乗せすることがない」「複数の矯正装置を取り扱っている」「治療前の説明が丁寧である」「トラブルが発生した場合にサポートをしてくれる」「通いやすい」の6点です。順番に説明いたします。1点目は、日本矯正歯科学会の資格を取得している医師がいることです。日本矯正歯科学会は全国各地に約7,000人の会員を持つ、日本を代表する歯科矯正学の学術団体です。この学会では、歯科矯正の知識や豊富な経験を持つ医師を「認定医」「指導医」「臨床指導医」として認定しています。とくに日本矯正歯科学会の認定医は、認定を受けるために5年以上にわたる矯正歯科の専門的な研修を受け、学会の試験に合格しています。

つまり、この認定を受けている歯科医師は矯正の技術や知識が優れているといえます。自分の住んでいる地域に日本矯正歯科学会の資格を取得している医師がいるかは、日本矯正歯科学会の公式ウェブサイトから確認することが見込まれます。2点目は不要な検査をたくさん勧めて、検査費用を上乗せすることがない点です。必要な検査と不要な検査を区別することが重要です。矯正する前の精密検査として有名なのが、セファログラムです。セファログラムは、歯列や頭部のデータを取得するためのレントゲン写真です。大体の歯科矯正ではこの検査が行われているので確認しましょう。また、より詳細な検査や診断を行うために3次元映像を撮影する3DCTという装置があります。

ただし、全てのクリニックでこの機器が導入されているわけではありません。3点目は複数の矯正装置を取り扱っている点です。矯正治療は自分に合った装置を選ぶことが大切です。また、治療途中で修正が必要な場合には、ほかの矯正装置を使用して対応することが見込まれます。歯科矯正にはさまざまな種類の矯正装置があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。患者の予算や希望に合わせて、医師と相談し最適な装置を選ぶことになります。ただし矯正歯科によっては、採用する矯正装置や方法が異なります。一部のクリニックではワイヤー矯正とマウスピース矯正の両方が選択肢として提供されている一方で、ほかのクリニックでは片方しか選べない場合もあります。

複数の矯正装置を取り扱って、患者の要望の寄り添った矯正装置を提案してくれる矯正歯科を選ぶことが重要です。4点目は治療前の説明が丁寧である点です。曖昧な説明のまま治療を進めることは、トラブルの原因となります。納得が見込まれる説明をすることも矯正歯科医のスキルの一部といえるでしょう。具体的に以下の説明をしてくれるか注目いたします。矯正治療には装置以外にも、通院する際の調整料や再診料など追加費用がかかります。また調整料の金額は医院によって異なり、5000円~8000円ほどがかかります。矯正歯科の料金設定が異なるため、必ず料金の詳細を確認しましょう。

さらに、それに合わせて治療の期間も明確に知っておくことが重要です。日本矯正歯科学会の認定医であれば、口内の状態を見て判断し、治療内容や期間の目安を教えてくれるでしょう。5点目は、矯正中のトラブルが発生した場合にサポートをしてくれる点です。矯正中に装置の一部が外れたり、歯が綺麗に並ぶまで時間がかかることがあります。そのような状況で迅速な対応が見込まれる歯科医師や歯科衛生士が在籍している矯正歯科を選択することが重要です。矯正中の疑問や不安について相談しやすい環境が整備されているか、常駐している医師に担当してもらえるかがポイントです。さらに、担当医以外のスタッフや歯科衛生士が矯正に関する豊富な知識を持っている矯正歯科であれば、スムーズな対応が見込まれるでしょう。6点目は通いやすい点です。

矯正治療は通院が必要であり、1ヶ月に1回の頻度で、2?3年通うことになります。歯科医院を選ぶ際には以下のポイントに注意しましょう。 ・予約が取りやすい:予約が取りにくいと緊急性が高い問題が起きた時に対応が遅くなります。 ・診療時間がライフスタイルに合っている:土日祝日の診療や、夜間診療をしているかが重要です。 ・待ち時間が長くない:忙しいクリニックだと30分~1時間待つクリニックもざらにあります。 一部のクリニックでは、医師が忙しいとの理由で休診日が多かったり、非常勤の医師が治療を担当していることがあります。なのでできるだけ休診日が少ない矯正歯科や常勤医師が対応している矯正歯科を選ぶことをおすすめいたします。矯正治療中には、矯正装置の故障や不具合、痛み、違和感が頻繁に発生することがあります。そのため、休診日が多かったり担当医の不在が多い矯正歯科は避けましょう。

まとめ

矯正歯科

矯正は1ヶ月に1回の頻度で2年?3年通うことになるため、矯正歯科の選び方が重要です。歯科には歯科や小児歯科、矯正歯科、口腔外科の4つの診療科目があります。その中でも矯正歯科かつ日本矯正歯科学会の資格を取得している医師がいて、患者に寄り添ってくれる治療先を選びましょう。ほかにも「不要な検査をたくさん勧めて、検査費用を上乗せすることがない」「複数の矯正装置を取り扱っている」「治療前の説明が丁寧である」が重要です。また、通いやすさや予約の取りやすさ、診療時間、待ち時間も大切です。いくら装置が種類豊富で高い技術力を持っていたとしても通うことが大変だと負担になるからです。